もう昨年の話なのですが、写真を見返していて思い出したので回想記。
バイロンベイ滞在中に、ヒンターランドにある、知人の家を訪れました。
山奥の崖っぷちの道無き道をどんどん登ったところに、自然の景観を全く損じない、手作りの家があります。
全ての部屋から見える景色は絶景。
山と海が見渡せます。
家には壁がありません。
世界を旅するトラベラー夫婦の家。
アボリジニの人たちも壁がない家がいいんだって聞いたことがあります。
政府から与えられた家の壁を壊して取っ払っちゃうんだって。
風を感じるために。自然と生きるために。
都会に住むアボリジニの人たちはそんなファンキーな事はしませんが、内陸の伝統的な生活様式を続けるアボリジニの人たちはそうなんだって話を聞きました。
バイロンベイでは毎日裸足。
裸足で歩き回っていたため、メルボルンに帰ってきたら良い感じで踵の角質が硬くなって、足裏が黒くなってました。笑
どんなに洗っても取れないため、今週末の出張前に角質除去をしにいく事にしました。
来週はシンガポールだし、文明的なところで踵が黒いのもどうかと思いまして…笑
一緒に行った友達に「なみさん ここ住める?」と聞かれて、一瞬 むーーーん…となりましたが、住んだら住んだでイケるかもなあ…なんて思いました。
壁のない家で風を、自然を感じながら生きる。
朝は日の出を浴びながら起き、夜はランプの明かりを頼りに風を感じながら皆んなでディナーを食べて、本を読んで寝る。
シンプルだよね。
最低限のものがあればハッピーに生きられそう。
家の電気は自家発電で、冷蔵庫はソーラー発電のものでした。
バイロンベイへ行くと、沢山の濃ゆい人々に触れ、また彼らのライフスタイルを見て、現代文明について、消費について、地球との共存について、考えさせられる事が多いです。
滞在中にちゃんとシャワーを浴びたのも1度きり。笑
サーファー時代はお湯のシャワーをちゃんと浴びるのも週に1回くらいだったなあ。
あの頃は裸足かビーサン。
靴もビーサン以外に仕事で履く靴が1足あればよかったな。
もっともっとシンプルに生きたいなあ…なんて壁のない家で過ごした夕暮れに思いました。
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