今、あなたのストレス度はどれくらいですか?
私のストレス度は結構来ています。笑
年末年始から、今までの人生で最高潮じゃないかっていうくらいのストレスを感じておりまして、出張も多く、仕事がかなり忙しかったため、なんとか突っ走ることができましたが、これってふと気が抜けたら絶対に調子崩すだろうなあ、という感じです。
ストレスを感じたら、私はすぐにビタミンCとビタミンB群がたっぷり入ったマルチビタミン、そしてマグネシウムを飲みます。
ストレスを感じている時、体を守る為にコルチゾールというストレス対応ホルモンが分泌される、というお話は以前のブログ記事に書きました。
ママとアドレナルファティーグ
コルチゾールとは、副腎皮質によって作られるステロイドホルモン。
副腎とは、腎臓の上に帽子のように乗っかっている器官です。
コルチゾールはサーカディアンリズム(概日リズム)に合わせて分泌されますが、ストレスによっても分泌が盛んになります。
貯蔵されている脂肪をエネルギーとして変換したり、肝臓に貯蔵されているグリコーゲンや筋肉を分解して糖を作り出す作用があったり、甲状腺ホルモンの活性化をしたりします。
なので、ストレス状態が続いて、コルチゾールの分泌に異常が起きると、血糖値のバランスが崩れたり、甲状腺機能に異常が起きたりするんですね。
また体内で生産される最も協力な抗炎症物質と言われ、血圧や血糖値を高めたり、免疫を抑制したりします。
ステロイド薬は、このコルチゾールを人工的に合成した抗炎症薬です。
ステロイドの長期使用は、このコルチゾールの分泌に大きな影響を与えます。
血中のステロイドホルモン濃度が高いと、脳がもうホルモンを分泌する必要はないと判断し、副腎皮質の萎縮が起こり、コルチゾールを自分で分泌する力が弱まります。
急な脱ステが危険なのはこれが理由です。
またステロイド薬の長期使用や大量使用が副腎不全を引き起こしやすいのも上記の理由からです。
コルチゾールは、過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが分かっています。
海馬は脳内にあり、新しい記憶や情報をファイリング、そして整理整頓してくれるという役割を持つ器官です。
海馬はとてもデリケートで壊れやすいという特徴があり、長期に渡る肉体的・精神的ストレスにより海馬の脳細胞を死滅させることが分かっています。
さてストレスによるコルチゾールの過剰分泌で起こる負の影響は海馬だけではありません。
コルチゾールの合成に際に必要なのがビタミンCとビタミンB群。
またコルチゾールの作られる副腎には多量のビタミンCが貯蔵されています。
そうするとこんなことが体の中で起こります。
・ストレスを感じると、ストレスにより副腎に蓄えられるビタミンCが減少
・ビタミンC減少により白血球の生産率が低下
・ビタミンC減少により免疫細胞の活動が低下
・食細胞の細菌や微生物を追い出す力が軽減
・コルチゾールの免疫抑制作用も働き、免疫力の低下が起こります。
そしてストレスが美肌の大敵な理由はこんな作用からです。
・ビタミンCの減少により抗酸化物質の減少
・抗酸化物質の減少により活性酸素の上昇
・ビタミンCの減少によりコラーゲン生成に影響
肌荒れやくすみ、たるみ、シワが増える
ビタミンCは活性酸素を中和するのに必要不可欠。
また副腎皮質ホルモンの生成にも必要なため、ストレス負荷が多くなると、体内のビタミンCも大量に消費されます。
その他にもストレスを感じていると、、、
◯ストレス下では、交感神経が優位な状態なため体が緊張状態にあり、その弛緩のためマグネシウムが大量に消費されます。
◯神経伝達物質の生成や、糖のエネルギー代謝のために、ビタミンB群が大量に消費されます。
◯ストレス対応ホルモンであるコルチゾールの分泌により、腸粘膜上の分泌型IgAが減り、腸粘膜のバリアがダメージを受けます。
ストレス下では、コルチゾールの分泌のため以下のようなことが起こりがちです。ビタミンCやBやマグネシウム等の栄養素が枯渇しやすい
腸内環境が悪化しがち
免疫は低下しがち
お肌は荒れがち
記憶力が落ちがち
甲状腺機能にも影響があるので代謝も落ちがち
ということです。
かなり長くなってしまったので、今日はここまで。
『今日からできるストレス対策!』についについてはまた後ほどお届けします☆
iPhoneからの投稿
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ストレスとビタミンC
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